【コレクション・レポート】ベルトコンベアのモデルは彫像 キム・ジョーンズの「ディオール」は流れるようなエレガントフォーマル

 キム・ジョーンズ(Kim Jones)=メンズ アーティスティック・ディレクターによる「ディオール(DIOR)」は引き続き、メゾンの創業者ムッシュー・ディオールに焦点を当てながら、新時代のフォーマルを探求した。

 コレクションは、長〜いベルトコンベアが動き出すところから始まった。モデルはランウエイを一歩も歩くことなく、むしろ息さえしていないかのようにピタリと止まり、ベルトコンベアによって運ばれていく。彼らの肌にはファンデーションをたっぷりつけ、パーフェクトスキンに仕上げた。そのイメージは、彫像だ。

 だからこそモデルは、まるで式典でお披露目される彫像のように、ジャケットやコートに襷(たすき)のようなストールを絡め、ベルトコンベアで運ばれる。ストールは、ジャケットやコートの襟裏のボタンで留め、前合わせのボタンとボタンの間から外に出したり、一部の商品に刻んだスリットから通したり。ストールが流れる様はムッシュー・ディオールが生み出したドレスのようにエレガントだし、肩肘張って着こなすイメージのフォーマルが優しく見える。

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PHOTOS : GIOVANNI GIANNONI / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC

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