【コレクション・レポート】仮面の招待状に度肝 「グッチ」は今季も“フツウ”の境界線を越えてゆく

 昨シーズンパリで発表した「グッチ(GUCCI)」がホームのミラノに戻り、2019-20年秋冬コレクションを発表しました。ホテルのスタッフが「すごいのが届いたよ」とニヤニヤしながら台車で部屋まで運んでくれた招待状がこちら。開けてびっくり、とはこういうときに使う言葉でしょう。

 ショー会場につくと相変わらずユニークな恰好の人たちが集まっているのですが、もはや驚いたり「変わっている」という感想が頭に浮かんだりはしません。浮かぶのは「みんな楽しそう」。ここでは個性的なことがフツウなのです。

 今シーズンの「グッチ」で印象的だったのは、ジャケット&パンツのセットアップです。オーバーサイズのボクシーなジャケットにウィメンズもタイドアップしてこれまでよりフォーマルに。激しいスパイクのアクセサリーや耳飾りを外せば、思いのほかリアルなアイテムが増えています。ストリートからフォーマルへ、トレンドの軸がシフトしつつある今季のムードをずばり表しています。でももちろん、“フツウ”ではありません。サイズ感や素材の組み合わせなど他を探しても見つからないであろう個性がそこにはあります。

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1枚目、PHOTO : IKU KAGEYAMA
4〜6枚目、PHOTOS : IKU KAGEYAMA
7〜8枚目、PHOTOS : DAVIDE MAESTRI / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC

#GUCCI #MFW #グッチ

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