編集長の一言:ファッション界のアクティビスト「プラバル グルン(PRABAL GURUNG)」は、今年でブランド設立10周年のアニバーサリー・コレクションです。

 フィリピンで生まれ、ネパールで育ち、インドやイギリス、オーストラリアを経て、移民としてアメリカに渡ったプラバルは、ドナルド・トランプ(Donald Trump)が大統領に就任して以降、ずっと声を発し続けてきました。ある時は「私たちは皆、移民」というメッセージTシャツをモデルに着せ、メキシコ国境に壁を築こうとするトランプ大統領に反旗を翻したくらいです。

 そんな彼は今シーズン、今のアメリカを嘆くのではなく、理想像を描くことでトランプ大統領に警鐘を鳴らしました。アメリカンカルチャーのビューティ・ページェント、いわゆるミスコン(そもそもこれについて賛否両論あるでしょうが)に登場するようなドレスを、純白のコットンポプリン、タイダイ、スポーティなナイロンなどで描き、デニムと組み合わせます。何色にも染まる純白のコットン、さまざま色が混じり合うタイダイ、そしてアクティブウエアに使うナイロンは、いずれもアメリカのあるべき姿。そこにアメリカンなデニムを組み合わせたのです。

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