糸島、お天気に恵まれた夕暮れには、ビーチに出かけました。刻々と空が色を変えていく景色を前に、ひとつの家族が夕食をはじめようとしていました。

私もなかなかのアウトドアタイプと思っていたけど、こんなにも非日常的にな光景が日常的に感じられる心地よさに胸が高鳴り、なんとも言えない解放感。
それは、ここに来る前に受けたシロダーラのせいか、最高の気分…(´∀`*) 子供たちは自由にはしゃぎ、お鼻汁が出ているのも気にせず砂浜を転がり、手も、お顔も砂まみれになって、骨付きのチキンを頬張っていて、お姉ちゃんはお父さんの手を引っ張って、お父さんはその手を少し強く握るとくるくると回ってお姉ちゃんはピンク色に染まった空に浮いて、何度もそれをねだって、何度も浮いていた。気持ち良い空気は海と空のせいだけじゃなくて、糸島で美容師をしているというアキさん家族の空気感だ。
ご飯出来たよ、の後はただにこやかにそこにいて、せっかちな私の頭には、おいで〜、早く食べないと冷めちゃうよ、お鼻も手を拭いて、ほらほら、なんていう言葉が浮かぶけど、ここでは全てが自由で、〜なさいという言いつけが存在しなくて。私の中に感慨深いものが込み上げてきて、ふんわりと何かが灯った。この場所でこの時を共有させてもらえて、本当に幸せな時間だった。

失いがちな大切なもの

私が得たものも共有して伝えていきたい

ありがとうございます

2019年 6月27日 糸島にて

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