【愛でる、ノートブック】

バッグの中にいつも入っているものといえば? 財布、ケータイ、ポーチ、ペンケース、読みかけの本、そしてメモ帳。一冊終わると、次はどんなノートにしようかなと、選ぶ瞬間が小さな幸せです。毎回、次はこれを使おう!とストックから取り出しては愛でて終わる、というノートブックがあります。

それがこちら、麗しい装丁が目を引く、クリスチャン ラクロワ パピエ。クリスチャン・ラクロワといえば、あまりに才能がありすぎて、装飾過多なクリエーションがビジネスにうまく結びつかなかった・・・・・・というイメージ。ところが、その才能は紙の世界で存分に発揮されていたのです! 花のコサージュ、サングラス、リボン、絵はがきなどがコラージュされたカバーをめくると、中世ヨーロッパの人々を描いたイラストや様々なファブリックをくっつけたようなプリントが目に飛び込みます。しかも、赤い窓枠のような部分はフロッキープリントになっていて、触っても楽しめる仕掛けに。さらさら~と指でなぞり、うっとりしてまたカバーを閉じる。ほんの数分、私を夢の世界に誘ってくれるこのノートは、やっぱり何かを書き足せず、いつまでも眺めるノートブックのままなのかもしれません。(編集K)

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