【I Must Go】
1月3日はランニング記念日。旅に出掛けていないかぎり、毎年走っています。理由は簡単。前日見た箱根駅伝往路に触発されて、です。

なまった中年の脚さえも躍らせる若者たちの力走。エースの2区もドラマな5区も好きだけれど、いちばん心を打たれるのがゴールです。シード権争いの悲喜こもごももあるけれど、最終ランナーには良い表情でゴールを切ってほしいし、なによりもチームメイトにはしっかり温かくアンカーを迎えてほしい。

過去には手を合わせてゴールする選手もいたけれど、あれは見ている側も胸がきゅっとなります。私なぞ想像を絶するほどの重圧や伝統があるのだと思います。でも、笑顔で仲間を待つ選手たちを見ると、しかもそれが上位ではないチームだったりすると余計に嬉しくなるもの。

3日の早朝、澄んだ空気のなか、異常にはりきっている飼い主に戸惑い気味の犬と一緒に疾走。脳内に流れているのは、かつてのエンディング曲「I Must Go!」です。颯爽と走っているつもりなのは自分ひとりに違いないのですが「今日も良いゴールが見られますように」、「今年は自分も良い襷リレーができますように」、そんな思いを胸に公園をヨボヨボ数周走って帰宅したのち、今朝も復路の中継を見ています。

かくして1年1回きりで終わる朝のラン。今年はくじけず、せめて月に一回は続けたいものです……(編集G)
#箱根駅伝#ランニング

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