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DAVID LYNCH
精神的辺境の帝国展
@gyre_omotesando
GYRE GALLERY

私が総合プロデュースを務めている、表参道のファッションビル GYRE(ジャイル)が、アートスペース “EYE OF GYRE”を設立して12年目を迎えます。
GYREとは 渦や回転という意味があり、MVRDVの設計により、建物も渦を巻いています。

建築空間全体のクリエイティビティを象徴するアートスペースでは、アート、デザイン、建築、ファッションなどの展覧会企画によって発信し続けた”EYE OF GYRE”が、”GYRE GALLERY”としてリニューアルオープンしました。
その第一回の展覧会が「デヴィッド・リンチ 精神的辺境の帝国」の開催となります。

飯田高誉さんによるキュレーションで、デヴィッド・リンチによる自らのベストセレクションをベースに、リンチ本人と飯田さんが共に作品選定した展覧会構成は必見です。

特に、映画のワンシーンを再現したかのような、ブラックロッジの中で上映されている、未公開の短編アニメーション、”FIRE”はこの展覧会の為に、リンチが公開する事を提案してくれました。

今では、映画監督としてはもとより、画家としての評価も高く、ヨゼフ・ボイスや、ゲルハルト・リヒターも受賞したgoslar Kaisetting Aeard も受賞しています。

今回の作品群は、リンチ初期の代表作「イレイザーヘッド」と、その映画ロケを行った制作現場の
フィラデルフィア工業地帯へのインスピレーションに捧げたものとなっており、リンチの創作の原点を見据えた展覧会構成となっています。

素晴らしい作品群、是非見に来てくださいね。

最後に、
この展覧会は、リニューアルオープンする機会をもたらしてくれた大切な仲間、今は亡き金高拓文さんに捧げられています。
金高くん、本当にありがとう。

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