生まれた時からずっと暮らしてたおばあちゃんが、私に傘をあげるのを忘れてたから、生地を選んで…っていくつもの茶、紺、緑など渋めの生地を目の前に広げてくれた。

その布の匂いとか地味な風合いとか地元のブランド名とか全て懐かしくて、でもほとんど生地が劣化してたから、傘として使えるのはどれかなぁと真剣に布に目を当てながら、ふと
なんでばあちゃん、そんなに声小さいの?
って気が付いた瞬間に、目が覚めてしまった。
おばあちゃーーん!
喉が痛くて声が出ないけど、号泣した。

生地選びなんてしないで、おばぁちゃんに抱きついてたらよかったのに…。夢でも私の願望であっても、久しぶりに会えたのに。

インフルエンザには感情のデトックスも付いているのかと思うほど、涙が止まらない。

明日は目が腫れるわ…
外出禁止で良かった…。 明け方の夢だと思ったら、まだ真夜中だった。

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