Styling/ 11/6 debut show
まだ薄暗くライトの落ちたままのランウェイにiPhoneを構えながらドキドキしてた。おけいセンセ(白幡 啓さんをそう呼んでいます)の緊張がこちら側にも伝わって来るような、First lookを纏ったモデルが近づいて目の前を過ぎ去る頃にはライトに照らされたランウェイに次々とStyling/ Kei Shirahataの1stコレクションが続いた。前日の夜に電話口で、「楽しんでもらえたら嬉しい、いいと思うんだ。」っていう、自信と緊張に満ちたおけいセンセの声を思い出し、コマーシャルに捉われない白幡イズム、静かな興奮を胸に抱きながら潔い美しさをみせてもらった。
ショーを終えた後のパーティ会場で、開口一番聞かれることは、予想を裏切ることなく、「どうだった?」と力強く、ガラスみたいな一言だった。予想していたのに、答えの準備はなく、上手く伝えられずにまわりを囲んだ数人の友人たちの目を丸くさせてしまった。
おけいセンセを見つけて駆け寄ってきたみんなが歓喜の声をあげて「良かったよ‼︎」と言った。そうね、良かったよ‼︎ そういう言葉があったじゃない!なんて思っても、タイミングじゃない。その時の私は、おめでとう。そう言うのが一番しっくりとくる言葉だったの。おけいセンセの新ブランドのデビュー、新たな場所で、新たなチーム、新しい形を作って行くことは大変なこと、ではなく、大事なことなんだと思っていた。
おけいセンセの作りあげた最初のカタチ、ここからまた変わっていくのだろう、変わらないものを持ち合わせながら、自分を、人を興奮させる、ファッションの力をおけいセンセは発信していくんだろうな、と、せっかちに少し先の未来を楽しんでいたようなのです。楽しませてもらいながら、そこに、人の仕事には見習うべきところがいっぱいあると感慨深く思い、友人の晴れの舞台は、誇らしくもあり、おめでとう。と言葉よりも、感謝のありがとうを、強く伝えたかったのかもしれない。
おけいセンセ、いつも、不器用で口下手なのに、何の根拠もなさそうなことを、こうなの!と言い切る、あなたの真っ直ぐな強いパーソナリティが大好きです‼︎ @stylings_official
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