第二次世界大戦後にアメリカ兵などと結婚し、“戦争花嫁”と呼ばれた日本人女性。
様々な差別や偏見を乗り越えて、日本とアメリカの架け橋となった“戦争花嫁”の皆さんが、今を生きる私たちに伝えたい言葉を、俳優の奈緒さんが取材しました。

■“戦争花嫁”という言葉の起源 日本ではネガティブなイメージ?

高柳光希キャスター:
奈緒さんは2025年、アメリカで“戦争花嫁”と呼ばれた日本人女性4人を取材されています。

戦争花嫁を英語では“War Bride”といいますが、どれくらいの人たちがご存知でしょうか。私も恥ずかしながら今回、初めてこの言葉を知りました。

戦争花嫁は、第二次世界大戦後にアメリカ兵などと結婚した女性のことを指します。日本からアメリカに渡った戦争花嫁は、4万人から5万人ともいわれています。

「戦争花嫁」研究の第一人者である安冨成良さんによると、この言葉は、第一次世界大戦後には英語で存在していたといいます。そして第二次世界大戦後に、日本人に対してもこの言葉が当てはめられました。

広めたのは当時のメディアで、アメリカ兵と付き合う女性を一括りに「戦争花嫁」と報じていたため、「娼婦」と同一視されることもあったということです。日本国内では、どちらかというとネガティブなイメージが大きい言葉だったといいます。

今回、奈緒さんはどのような思いで、なぜ取材をしたのでしょうか。

奈緒さん:
一番最初のきっかけは、私が2025年に出演した「WAR BRIDE」という舞台です。桂子・ハーンさんという一人の戦争花嫁の女性を演じるにあたって、ぜひご本人のお話をお聞きしたいと思いアメリカに渡りました。

■奈緒さんが取材した4名の“戦争花嫁” それぞれの結婚の経緯は…

高柳キャスター:
奈緒さんが実際に取材をした4名の戦争花嫁の方たちは、現在もご存命ということですが、皆さん90歳を超えています。

▼恵子・ジョンソンさん(90)
→東京・立川基地のアメリカ兵と、8年の文通を経て結婚されました。

▼マリコ・スパックさん(94)
→福岡・米軍基地の聖歌隊で歌う姿をみそめられました。

▼ツチノ・フォレスターさん(94)
→同僚の家にいたツチノさんに、夫が一目ぼれしました。

▼桂子・ハーンさん(95)
→キャンプ座間に勤務し、休み時間の卓球で夫と出会いました。

井上貴博キャスター:
「戦争花嫁」という言葉に最初はピンとこなかったのですが、奈緒さんが取材した映像と映画を拝見して最初に驚いたのが、90歳を超えた方々が矍鑠(かくしゃく)とされていたことです。

時代、国境、国籍、性別、環境などはまったく関係なく、今この時代を生きている我々が非常に重要にすべきことや、ヒントになる言葉がちりばめられていました。

私たちには、どういうふうに戦争の記憶を伝えるかという使命が絶対にあると思うのですが、難しくなってきていますよね。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
私はワシントンにいたときに聞いたのですが、アメリカではこういうことを研究したり、資料を集めたりしている人がいるそうです。

そういう点では日本のほうが研究が遅れているので、皆さんがご存命のうちに、いろいろな話を集めておくことが必要だと思います。

出水麻衣キャスター:
今、社会で分断が広がっています。いろいろな差別や偏見を乗り越えた方々だからこそ語れる言葉のなかには、今の時代に重要な、胸に刺さるものがたくさんあるなと私も思いました。

■「日本と戦えますか?」 アメリカ市民権の試験で激しく葛藤

奈緒さん:
お一人お一人の今までのストーリーは壮絶な人生でしたが、恵子・ジョンソンさんにお話を聞いたときに、知らないことが本当にたくさんあるんだなということを知りました。

当時、アフリカ系アメリカ人の方とご結婚されて、お金はある状態だったけれども家を借りられなかったというお話をされていました。

これも差別の一つで、当時、自分自身もアジア人差別を受けていたし、夫となったアルバートさんも差別を受け、小屋の中でお子さんを育てたというお話をされていました。

また、「この子たちが日本に帰るとき、どういうふうに思われるだろうか」と思うと、とても胸を痛めたというお話をされていたのがすごく印象的でした。

お子さんたちにもお話を聞いたのですが、「私たちはママのおかげで、差別を受けてきたというふうに感じたことは一度もありません」とおっしゃっていました。

お子さんを思う母親の気持ち、父親の気持ちというのはどの時代でも変わらないですし、すごく愛に触れた時間で、とても印象に残っています。

高柳キャスター:
かつて日本とアメリカは敵対していましたが、時を経て、今は気軽に旅行ができます。そこにはこういった方々の、言葉にもできないような辛い経験が隠されていたということを私も今回感じました。

桂子さんはアメリカに渡って2年後、アメリカの市民権を獲得するための試験を受け、役人から「もし戦争が起きたら日本と戦えますか?」と聞かれたそうです。このとき、桂子さんは何と答えたのでしょうか?

奈緒さん:
桂子さんは「イエス」と答えたそうですが、「試験後は涙が止まらなかった」とおっしゃっていました。

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10 Comments

  1. 入国審査ハネられる日本人女さんには無効だけど

    今じゃ世界最貧国民扱い

  2. 人種差別(白人こそ最も優れた人種)こそ20世紀最大の悪で

    戦争は悲惨なもの悪といわれ続けている

    でも戦わなければ国家、国民はそれ以上の悲惨な目に

    遭遇しなければならないことがある

    大東亜戦争は逃げも隠れもしない

    国家、国民の安全と平和を護るため武器を取り決意した戦いです

    人種差別の激しいアメリカで

    黒人活動家アーチボールド・グリムケは

    「小さき褐色の人々よ征服せよ

     汝の恐るべき剣を鞘に収むるなかれ

     汝はロシア人を打ち据えた

     汝はロシア人以外の人々の誇りを権力を

     打ち据えるよう運命づけられている」

    グリムケは
    強大な白人社会を打ち破った同じ有色人種の日本に

    世界の権力者たちを

    その誇りを打ち破ることを激励している

    世界で最初に国際社会に

    ”人種差別撤廃”を提案した国は日本です

    その結果

    アメリカ初【黒人】大統領・バラク・H・オバマ誕生した

  3. 日本を最後まで悪者に仕立てたアメリカの謀略に
    今も騙され続けている人達

  4. TBSに登場する戦争花嫁は全て堅気。遠回しにパンパンだった女性を害虫のように描いてる。
    問題の本質はパンパンだろ。

  5. 私達は真岡郵便局の悲劇をわすれないわすれてはいけない

    真岡郵便局でお亡くなりになった9名の乙女たちです。

     高石ミキの命24歳 

     可香谷シゲの命23歳

     伊藤千枝の命22歳

     志賀晴代の命22歳

     吉田八重子の命21歳

     高城淑子の命19歳

     沢田きみの命18歳

     渡辺 照の命 17歳 

     松崎みどりの命17歳

    ご冥福を祈り昭和天皇と香淳皇后は御製を残されました

    【昭和天皇御製】

     樺太に命を捨てし たおやめの

      心思えば 胸せまりくる

    【香淳皇后陛下御歌】

     樺太につゆと消えたる おとめらの 

     みたまやすかれと ただいのりぬる

  6. 自分はブラジル生まれブラジル国籍で日系と欧州系のハーフで見た目が白人だけど、
    2歳の時に日本に来て小学校1年生の時に丸1年間教師から殴る、蹴る、豚汁人と言われ周りの大人も見て見ぬふり。
    当時はポルトガル語も日本語もできなくて親にも伝えることができなかった。

    戦前にアメリカやブラジルに渡った日系人たちが戦後焼け野原になった日本にララ物資、ケア物資等を日本が復興するまで6、7年間近く支援して当時約1,000万人近くの人が餓死せずに助かった事実も都合が悪かったのか70、80年代までアメリカが隠蔽したせいで日本人はほとんど知らない。

    望んでその国に生まれたかったわけでもないのに。

    コロナ禍の時は自分は毎回外出時には必ずマスクを着用してたけど、
    年配の日本人からすれ違いざまに自分の顔に向かってわざと咳をされた事もあった。
    日本人の子供から自転車の後ろを蹴られて逃げられる事もあった。

    日本人は海外で被害者づらしてるけど自分ら日本人がやってる事には臭い物に蓋をするように隠す民族。
    世の中から人種差別は無くすべきじゃないし、このまま一つの民族が生き残るまで争って根絶やしにするべきだと心の底から思う。

  7. この人たちって大半が日本が貧乏だったから日本を見捨ててアメリカに渡ったんじゃないの?それなのに今になって日米の架け橋だなんて都合のいい解釈の仕方だなぁ

  8. ここのコメント、右翼の国推主義のものばかりでビックリ‼️😮

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