キャスト:高杉真宙
伊藤万理華 深川麻衣 安藤裕子 向里祐香 ヒコロヒー
/安田 顕 余 貴美子 柄本 明
監督:森ガキ侑大
脚本:菅野友恵
原作:寺地はるな『架空の犬と嘘をつく猫』(中央公論新社刊)
音楽:Cali Wang
製作幹事・配給:ポニーキャニオン 制作プロダクション:ヒューマックスエンタテインメント ホリプロ
文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
©2025 映画「架空の犬と嘘をつく猫」製作委員会
2025年/日本/125分/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/PG12
■INTRODUCTION
家族をやめたい人たちへ―
不完全で、やっかいで、でもどこか愛おしい――。
本作は、そんな家族の“嘘”と“絆”を、約三十年にわたる時間の中で丁寧に映し出していく。
原作は、『川のほとりに立つ者は』で本屋大賞にノミネートされた寺地はるなの同名小説。家庭に積み重なる嘘や違和感の奥にある愛情をすくい上げ、互いを傷つけながらも残り続けるつながりを描いている。文庫化もされた人気作を映画化したのは、『愛に乱暴』で世界の映画祭を沸かせた森ガキ侑大監督。繊細で抑制された演出の中で感情の機微をすくい上げるその手腕は、本作でも健在だ。
主演は、高杉真宙。確かな演技力と柔らかな存在感で物語を支える。共演には、正反対の女性像を体現する伊藤万理華と深川麻衣をはじめ、母・雪乃を演じるシンガーソングライターの安藤裕子、姉・紅役の向里祐香、父・淳吾役の安田顕。そして祖母役に余貴美子、祖父役には柄本明ら幅広い世代の実力派俳優たちが集結した。
物語の中心にいるのは、長男・山吹。弟を失い、空想の世界で生きるようになった母のため、 “嘘の手紙”を書き続けてきた。母、父、姉、祖父、祖母――それぞれが不都合な真実から目をそらしたまま寄り添い合う羽猫家で、山吹はただひとり、家族と向き合いながら成長していく。
この物語に派手さや涙を誘うような劇的な展開もない。ただ、小さな違和感や沈黙の中に積み重ねられる嘘と、それをほどいていく過程に、じんわりとした温かさと希望が宿る。そしてラストには、観る者の心に清々しい余韻が広がっていく。
積み重なった噓は、愛の裏返し。それに気づいたときに見えてくるのは、近づきすぎず、離れすぎず、それでも確かに結ばれている家族のかたち――。
それでもときに「家族をやめたい」と願ってしまう、その思いの先にあるものを、この映画はそっと見つめている。
3 Comments
待ってました😊
私も広島出身です!
同郷の森ガキ侑大監督、応援しています📣
幼少期を演じる子役さんを決める…ものすごく大変なんですね。