乃木坂46のクリエイティブ性と、成熟による試練と葛藤【Quick Japan編集会議#36】
こんにちは。クイックジャパン編集部の山本です。え、今回は前回に引き続き克たさんにお越しいただいてます。 はい。ライターの克です。よろしくお願いします。 よろしくお願いします。 はい。ライターの克さんと前回もあの 乃木坂のま、真夏の全国ツアーの、え、 ジングデのライブについてちょっとお話し したんですけども、ま、あのさん、ま、 前回も紹介した通り色々あの クイックジャパンの関連のインタビュー ですとか、ま、これはあの請求者さんから 出てるあの乃木坂46のドラマトロギーっ ていう単長なんですけども、ま、これ以外 で言うと、ま、あのMDN私も読者として すごいあの楽君とMDN での乃木坂の特集だったりとかもやられてたりっていうのでなんかそもそも克さんはどういうキャリアというか乃木坂 私は乃木坂のイメージがすごい強いんですけど そうですね。 元々何かライターメイタことをやるようになったのって、当時私が大学院に行った、大学院の博士家庭にいた頃にはい。 え、ま、ちょこちょこライティング仕事をやっていく中で、ただ元々ライターというか、あの、大学院では、えっと、歌舞伎を歌舞伎の社会的なイメージみたいなことをテーマにしてたんですよ。 私は執がその社会学とかメディア論とかなので、その舞伎の芸能としての内容というよりは世の中的にどういうものとして受け取られているかみたいなことを、 えっと研究したいたりもしてはい。はい。 なので、その、ま、前回ちょっとその乃木坂が歴史のある芸能となって継承が当たり前になったみたいな話をしたんですけども、多分そういう見方が自分の中に出てきてしまうのもおそらく芸能で何かを論じようっていうのスタートが歌舞伎だったからなんと思 あ、なるほど。はいはいはい。確かに共通する部分も分かりますね。なんとなくの坂と 歴史が出てきたからこそ ていうところですよね。 はい。うん。 うん。 で、えっと、ま、ちょっと一方で、ま、その 興味で言うと、え、ま、歌舞伎を見るので、えっと、隣接の芸能として演劇を見なきゃみたいなことで現場に行く回数が増えていって、で、そうなった時に、あ、元々テレビでアイドルとか見てたよなっていうので、アイドルの現場にも行くようになって、 ていう中でアイドルについても、ま、最初はこう同人誌に起するみたいな形で書く ところだったんですけども、 ま 縁があって、えっと、本単調を出すことになって、で、そこから、えっと、アイドル関連の仕事をするようになった。で、 それが、えっと、前回お話した乃木坂の神宮ライブの、 えっと、1回目ですね。 それが私が単した年なので はい。はい。はい。 その辺りからですね。 あ、これの前ですよね。 これの前の前の誕はいはい。 で、その年開けて翌年過ぐらいに、えっと、 MDN という雑誌、えっと、ま、グラフィックデザインの専門で 2019 年に休刊した雑誌ですけれども、そこで初めて、えっと、乃木坂 46 特集をやりたいということで、えっと、こちらにちょっと部分的に、 あの、現稿を担当してくださいということで声がかかった というのが、えっと、私と MDNの最初でもあり、MDNがその 乃木坂とか、えっと、当時の欅坂とかも含めて、 えっと、坂道のクリエイティブに注目していくきっかけの時期でもありましたね。 はい。あの、MDNの乃木坂46 の映像の特集ですよね。 あの、ミュージックビデオだったり、 個人PV だったり、とにかくこの映像っていう切り口で、ま、見せていくっていう、あの、今でも私、あの、見返したりしますけど本当に すごい密度でかっこいいし、あの、やっぱり、克木さんも書かれていた、あの、個人 PV の解説ですとか、なんかそういう細かいところまですごい読み応えのある 1冊でしたよね。元々さんの。 そうですね。 あの本は、えっと、雑誌、毎月の雑誌とは別にムックで出したものなんですけれども、 あれが、えっと、2015 年だったんですね。 で、はい。 当時だから多分シングルで 13枚目とか うん。 今話したい誰かがですかね。 の時ぐらいのリースタイミングぐらいにあの、本が出たんですけれども はい。 あの時ってとはいえ木坂ま著名なグループではありましたけれどもあのあの年のくれに初めて紅白に出るので はい。ああそっか。そうなんですね。 まだそのなんというか今のような致名度よりは手前のぐらいのタイミングだったんですよね。あ うん。 ただあそこでやっぱりその映像作品だけであれだけ特集できたのって うん。 あの時点あのムックボンでは私はあの当時出ていた個人 PVのえっと 概要を書くというのを全ての全てやったんですけど 当時ですに個人PVが合計で300 超えてたんですよ。 ああもうでもそうですよね。そんぐらいになりますよね。かてはうん。 あ、そうですね。前提で言うと個人PV という企画はえっと木坂がシングルを出すたびに当時の稼働メンバー全員に対して全員を主人公にしてショートフィルムを作る。 だからメンバーが例えば仮にその時 35 人稼働してたとしたら、えっと、そういうショートフィルムが 1つの、えっと、シングル作ることに 35 個ショートフィルム作品を作るっていうなんかもそこで、えっと、短編映像の未本一みたいなものをシングルとにやっていたんですね。 はい。 え、今はそのペースではできなくなってはいますけれども、ちょっとそういう元々乃木坂ってクリエイティブの、ま、ある種の異常差みたいなところ うん。 が、えっと、ま、 MDN の当時に面に止まって、えっと、色々関わるようになったということですね。 なんか、あの、 MDN で言うと、あの、元ぶさん、元編集長さんは、あの、斎藤さんの特集にも、あの、のインタビューにも答えてくださって、なん、その時の話とかもあの書かれてるのでよかったらぜひっていう宣伝なんですけど、 でもあの、 さん、克さんの著書で書かれてるように、あの、個人 PVっていうのがあれその乃木坂 46 ので言うと、まま、曲もの歌詞も、あの、 映像もそのいわゆるその表題というか、その収録されてる曲とはまた違ったクリエイターと一緒に作れるっていうので、あそこからすごいろんな 監督が発掘されたりとか結構乃木坂にとっては重要なことにポイントでしたよね。 そうですね。 あの、その映像をどういうタイプの映像にするか、ま、例えば歌とダンスにするのか、なんかイメージカット的なものを繋いだものにするのか、もしくはドラマにするのかみたいなことも、ま、全部自由ではあるので、その各クリエイターごと、つま、えっと、 1030 例えば何本、え、フィルムが作られるっていう時にその 30 何本基本的には全部違う監督にお願いしてるんですよ。 うん。すごいっすよね。 なのでその度だからえっと映像クリエイターを探し続けなければいけないし、それはあの、ま、 こちら、あ、両方にえっと乃木坂の映像プロデューサーの金森高弘さんの、えっと、インタビューどっちにも乗ってますね。 どっちに乗ってます にのお話に詳しいところだと思うんですけども。 なので常に、えっと、映像作家を探し続けていたりとか、例えば、えっと、今有名になった方でいうと、今泉也ア監督とかは結構早いうちに はい。うん。 あの、乃木坂と関わっている。 はい。 今泉さんの、えっと、フィルモグラフィー詳しい方で言うと映画サドティという映画が今泉さん昔ありましたけれども、 おそらくそのぐらいだと思うんですよね。ロ坂が今泉さんに最初に頼んだ。 はい。はい。はい。 だからその辺りも含めてなんか結構乃木坂っていうアイドルグループの土上を使っていろんなクリエイティブを投げ込んでるなっていうのが 1 つこのグループのうん。豊かさではありますよね。 あ、これでそれで言うとやっぱりミュージックビデオもそうなんですけど やっぱりその 邪け車とかもすごいこう うん。 今めっちゃ有名な人とかすごいカメラマンフォトグラファーさんにお願いするっていうのもあるんですけど。 なんか才能あるあのフォトグラファーを発掘するあのクリエイティブチームの速さっていうのも すごいなって思ったのがこのこの斎藤さんの特集の表紙撮っていただいた小山し俊さんも 結構そのままだもう小山さんすごい今いろんなところで活躍されてますけど当時まだほとんど そこまで名前が売れてなかったというか 若いですもんね。 はい。 うん。ていう時期にあのシングアウトの斎藤さんの景け あのとを撮影されてたりとか あとあの今回あの国立え 博物館上の博物館ですか? 都白でやってたこの 4シーズンズっていうあの乃木坂46 の展覧会があるんですけどこれのあのビジュアル取られてたカリマけ健太さんも これあのカさんもあのま カメラマンになって3年目ぐらいで この仕事をやったって言ってて、で、カリマさん今回あのクイックジャパンあの全然関係ないんですけどあのソナさん特集の表紙も撮影されてるんですけど なんか かなりキあの今すごく活躍されてるフォトグラファーのかなりキャリアの浅い時期からこう声がけをして 一緒にやってるっていうところにすごいなんか あの取材しててすごい発見があった 感動しましたね。すごいなと思って。 そうね。そこはだから乃木坂という場を使ってそのソニーミュージックのクリエイティブがこうちょっと実験めたことも含めてその個人 PVだって実験上ですよね。 はい。 含めてそういう可能性を託すことができる うん。 ていう土を作ってたんだなっていうのを思いますね。 確かにそこは意外とこうあんまりこの追ってる人以外だとあんまり知られてないかもしれないですけど、そういうところで 果たしてる役割というか、そのクリエイティブの面ではかなりすごいですよね。ソニーミュージックの、ま、あの、このクリエイティブ担当されて蒼木さんの、あの埼藤ア鳥さん特集で埼さんについて 語ってるので、そちらも是非ということで、うん。 あとそのインタビューにも出たあの元信さん、 MDN の元編集長の元信さんで言うと、その後今はえっと雑誌メディアというよりはその展覧会の空間演出 はい。 はい。 を手掛けることが多くなっているので、ま、それこそ MDNの後で言うと乃木坂46 の、えっと、大体全部点という点がありましたね。あれのディレクションが元さんですので はい。 そうそう。だからそこの意味でもその乃木坂のクリエイティブに注目するを世に紹介するというシリーズの 1つと言えると思いますね。 あ、そうですね。やっぱり元信さんがこう示したものっていうのはかなりこうファンにとっても影響の大きいものだったしうん。 こう今でも参照されるというか うん。 やっぱりあのアイドルグループの展覧会であんなにかっこよくなるんだっていうのもすごく新鮮でしたし そうですね。アイドルにいろんな角度からこういうものを想像を託すことができるんだていうのを見せてくれたものではありますよね。 ね、僕も個人的に元さんすごいあの取材でお会いした時にやっぱりすごいこう尊敬してるすごい嬉しかったというか、個人的に元さんから直接お話聞けたのもすごい貴重な 体験でしたっていうこと。あとそうですね、ちょっとやっぱり私があの聞きたいのはこの克さんの単調がこの乃木坂 46のドラマテルギーに書かれたのが 2020年でちょうど5年前 ですね。で、なので5年前の地点でのその 乃木坂46がっていうグループを持ってる 想像力ですとかどういう勢をの過程を踏ん できたかみたいなところも書かれていて、 このそこから5年経ってなんか今の乃木坂 46とかこれからの乃木坂46とかを こう克さんどう見ているのかなっていう ところがすごい個人的には気になってるん ですよね。 あの、やっぱり、ま、こう元々何もないところからここまで積み上げてきた、 えっと、これはなので2020なので、 ま、2019の終わりか2020 の初島ぐらいまでのことを書いてるんですけれども、 ここで 記述したメンバーもうほぼグループにいないんですよね。あ、ですね。 その意味でもこの5 年ぐらいで全然新しいフェーズだとは思うんですけれどもはい。 一方でそうやって模索して道を作ってきた乃木坂である程度その位置を気づいている前提でグループのクリエイティブができるっていうことそれは 1つは余裕ではあると思うんですけども 他方でその はい、 ま、アイドルシーンの割と真ん中にいる うん。はい。 組織じゃないですか。 で、それ故えに、えっと、例えばシングルとに個人 PV を全員分やるっていうのはもうおそらくメンバーの稼働的に 難しいんだと思うんです。 うん。はい。はい。はい。 なので今ってあの個人 PVが結構限定的というか、その時に 1 番新しいメンバーの人たちのものだけを作る。 はい。はい。 で、今回のあのセナンバズで言えば 6期生の個人PVのみが入ってますよね。 いう 形になっているので、それは、えっと、個人 PV っていう歴史が続いていくっていうこと自体は嬉しく思う一方で、その乃木坂でキャリアを積んでかなりもう個人個人がスターになっているその人たちの個人 PVがえっと はい。 見られる贅沢さみたいなのも、 えっと、ある時代には成立していたってところでもあってはいはいはい。確かに。 で、毎回やっぱり30 何個ショートフィルムが生まれるみたいなはい。うん。 なんかある種異常な うん。 えっと、 豊かさみたいなのもそれは乃木坂がその世の中的な地位を確立した故えに うん。あの、 やる余裕はなくなっていうのありますね。 そうですね。なんかこうやっぱりこの 5 年でもますます大きくなっていて、それこそ うん。当初克さんが行かれてた 1 年目の頃の神宮から比べるとチケットの倍率もおそらくとんでもないことになってますし、ここも実際 2年連続で行けてないので 相当やっぱりこんだけ人を集める力があるんだなっていうのもありますし、その一方でただやっぱりそういうクリエイティブのあの時間的な物理的な余裕とかあとま乃擬中で言うと海外ロケとかなんか手のかかった企画になかなか行けてな なっていうのもありますし うん。 ま、なんかあのヒットとか未だにやってますけどなんかそういう意味ではちょっとある種規模が大きくなってるからできないことも生まれてるって感じですよね。 うん。多分単純に映像制作 1個1個のMV を作るための時間を確保する、スケジュールを確保するも相当難しいんだろうなというのはなんとなく 感じたりはしますよね。 うん。ね。そうですよね。 今後じゃないですけど、ま、色々こう乃木坂ホテシクスのこう歴史を積み重ねていく中で何かこう新しい変化もしなきゃいけない局面があるでしょうし、なんかそういうところもちょっと克木さん的にな意見聞きたいですね。 えっと、まずちょっと今思いついたのは直接現在のグループっていう話から少し ずれるんですけれども はい。 えっと、乃木坂出身の人たちがもう乃木坂以降のキャリアで結構長くなっていて はい。はい。 で、その乃木坂以降のキャリアでも、ま、乃木坂から始まってはいるんだけれども、それぞれ得意なキャリアを気づいてその世に訴いるっていうのはこれはあの うん。 グループが続いていく上でも、もしくは新たにメンバーが入っていく上でも大きいことだなと思っていて、えっと、例えば近年で言うと今俳優の伊藤さんですよね。伊藤さんはあの先ほど話出ました。あの MDN というこさんが編集長をやっていた雑しで、えっと 2 年半、え、連載を持ってたんですよね。あ、はいはいはい。 で、その連載の私担当のライターもやっていたので、そのうん、 えっと、それは伊藤さんが毎回ろんなジャンルのクリエイターと会って対談する企画だったんですけれども、ま、その時期からと またそっからあれ始めてからもスタートの時点から言うと伊藤さん現在 10年ぐらいだっていうなのでうん。 あの、演者としてすごく新たな段階に入っているで、そういう人たちが例えば全然違うジャンルで言えばもっとそのグループのセンターとかになってた人で言えばその白石さんであったり西野さんであったりもそうですけれども 全然違うジャンルでとえっとお話に出ました山崎レ奈さんとか はいはいはい にしてもそうだしそういう人たちが増えていくでそういう人たちが世の中的には乃木坂のイメージじゃない形で えっと致名度を獲得していく それって乃木坂のイメージじゃない形で地名獲得していくからこそ乃木坂へのフィードバックって大きいよ。 あ、確かにそうですよね。もう元の木坂って言われなくなっていく人たちがどんどん増えてますもんね。 ま、田さんもそうだったり、山崎、山崎出奈さんもそうだったりとか。 うん。 なんかそれはもうあの、あの在学じゃなくて、ま、在籍中からあの外のお仕事とかに触れていく中で なんかこう自分に合ってる道とか自分の好きな道を選択できるっていうシステムも あるし、こう大きいグループならではのまま特に以前で言うと乃木坂ってグループ内で結構その個人 PV みたいな映像作品もそうですし、その舞台演劇でも結構あ あの、ま、チャレンジングなこと、中ば実験的なことを多くやっていたりもしたんですよね。そういうだから演者としてのは うん、行政期間としての場所みたいなことも作ってはいたんですけれども、現在そのグループがあの、よりメジャーになったことで そのはい。 初めからメジャーなその外部仕事に打って出ることがやりやすい環境にもなっているので、 あのグループが継続していくっていうことの 1 つ大事な面はそのメンバーたちのその後のキャリア うん をこう構築していくモデルがたくさんできるっていうこと ああ確かに うん ラジオだったらラジオだし舞台だったら舞台だしこう先輩たちがこう作ってきたなんていうか道っていうのもできつ ありますもんね。 そうですね。あ、それこそ今やってないですけど、帝国劇場に 立つメンバー、帝国劇場にその乃び坂に在籍中にすに立つメンバー、 ま、梅座さんだったりも立ってますけども うん。っ ていう人たちも、ま、それも元々その例えばイ田さんだったりが切り開いてきたものではある。 だからそれがえっとあり続けるっていうのは大事ですよね。今後に関しても。 うん。 いやあ、本当に色々こうジ宮の話から色々ちょっと派生して今日お話できたけど本当にまたぜひ来てください。 はい。是非また色々とお話できればと思 ありがとうございます。ありがとうございました。 ありがとうございました。
この番組はカルチャーメディア「Quick Japan」の編集部員がお笑い、映画、音楽そのほかさまざまなトピックについて会議する番組です。毎週2回更新です。
第36回は前回に引き続きライターの香月孝史さんをお迎えしています。
今回は、#乃木坂46 のクリエイティブ性に注目した話題から、グループとして拡大していく過程としての課題や葛藤について語ります。
【「DIVE TO PASSION」をテーマに、「今」注目するべきものを深く掘り下げるカルチャーメディア『Quick Japan(クイック・ジャパン)』。ぽんぽことピーナッツくん、オモコロ、INI、QuizKnock、齋藤飛鳥、FRUITS ZIPPER、JO1などの特集号や書籍を制作しつつ、『QJWeb』では毎日オリジナルのコンテンツを発信中】
<#36 乃木坂の創造と葛藤>
会議の参加者:山本大樹(副編集長)/ライター・香月孝史(ゲスト)