【有働由美子さんによる全ページ読み聞かせ動画】コドモの大學3 せんきょに行こう!~えらぶ たのしさ えらべる しあわせ~

子供の大学 選挙に行こう。選ぶ楽しさ選べる幸せ。 [音楽] 3時まであと10分。 ゆめちゃんは考えています。 今日のおやつどっちにしよう?りんごな? バナナかな? [音楽] バナナに決め た。 お母さんはりんご。ゆめちゃんはどうして バナナを選んだの? だって今日は黄色い服を着てるから。 バナナを食べたらお似合いでしょ。選ぶ のって大好き。 それを聞いていたお父さんが言いました。 今からお出かけするけど公園かスーパー マーケット どっちがいい? スーパーマーケット だって。今日はカレーライスを作るん でしょ。 [音楽] 夕飯のことも考えて選んでくれたんだね。 ありがとう。 ゆめちゃんは大好きなアを買ってもらって ルんルんるん。 スーパーマーケットを選んでよかった。 帰り道大きな声で話している人がいました 。 公園の裏の森は昔から大切にしてきた場所 です。絶対になくしてはいけません。 あの森は暗いから危険です。なくてプール を作りましょう。 お母さん、あの人たち何を話しているの? 今度蝶長さんの選挙があるのよ。お母さん は森があってもなくてもどっちでもいいか な。 お父さんもどうして森が大切にされている のか知らないから選べないなあ。 ふーん。お父さんたちに分からないなら私 にも分からないね。 次の日、ゆめちゃんは友達と公園で遊んで います。 最近車の声がうるさいよねとり君が言い ました。 公園の裏の森を守りましょう。けん君が 真似をしました。 そっくりねえねえ、森って何があるのかな ? ゆめちゃんたちは森に行ってみることにし ました。 森の中で夢ちゃんたちは不思議な穴を 見つけました。 穴の奥から何やら声が聞こえてきます。 [音楽] 中に妖怪がいるのかな?入ってみるとゆめ ちゃん。 行かないよ。絶対帰ってこれなくなるとり 君。 妖怪がなんか妖怪なんて出てくるわけない だろう。 けん君が妖怪の真似をしたその時、穴は ぐーンと大きくなって3人を吸い込んで しまいました。 気づいたらゆめちゃんたちは妖怪だらけの 広場にいました。 妖怪たちは看板の前に集まって何やら真剣 に話しています。 気づかれないように逃げよう。 り君が振り返ろうとしたその時 どすん いて君たちひょっとして人間 妖怪の世界になんか妖怪 わん 妖怪って言うんだ。 はウードン。今日は1年に1回の妖怪大 選挙やねん。妖怪村の村長さんを選ぶ日な んや。 ゆめちゃんたちが村を進んでいくと大きな 声で話をする妖怪がいました。 買い物の帰りに見たのに似てる。 ゆめちゃんは思い出しました。 ラモンは人間に怖いって言われたことが あるめん。 人間と仲良くするのはやめんだ。 ソバゴンは人間に落とし物を届けてもらっ たことがあるそば。人間たちと仲良くする そば。 [音楽] ウードンが言いました。 家庭は人間と仲良くしたいんやけど、 ラーモンに賛成するのんが多くってな。3 人が選んでくれればソバゴンが当選するか もしれへん。 何を選ぶのとり君 村長にふさわしい妖怪を選ぶんや。投票 シールをあげるから3時までに板に張って ほしいんや。 誰にはるかよ考えて決めるんやで。ほな よろしくな。 3人はお団子屋さんで考えています。 僕選べないよ。だって妖怪の世界のこと 分からないもんと。り君。 大きくてかっこいいからラーメンに貼っ ちゃおうかなとけん君。 なんでよ。そばゴンに貼ろうよ。妖怪と 仲良くすれば元の世界に帰れるかもしれ ないよ。 でもこんなにたくさん妖怪がいるんだから 私たちが張ったって意味がないのかも。 ゆめちゃんも悩んでしまいました。 3時になりました。妖怪大選挙で村は 大盛り上がり。 でも悩んだ3人はシールを張りに行きませ んでした。 選挙は大接戦。 わずかシール2枚の差でラーモンが選ばれ ました。 選んでくれてありがとめん。 我々妖怪は人間と仲良くする必要ない。 人間の世界とつがる穴は塞いでしまう。 [音楽] その頃お団子屋さんではテレビにウードン が映ったかと思うとニョろっと画面から出 てきました。 大変や。ラーモンが当選してしもうた。穴 が塞がれる君ら帰れなくなるで。なんだっ てけん君が言いました。 やっぱりシールを張りに行けばよかった。 ぐすん。 その時村中に放送が流れました。 こちら 妖怪放送。 シールを1人でたくさん張った妖怪がいた よ。 投票は1人。シール1枚だよ。 ソバゴンさん、ラーモンさん、3、4名、 ごめんなさい。 みんな投票のやり直しをしようかい。 ウードンはプンプ。 なんやで。投票のやり直し。 こんな大切な放送でおもろいダジャレを 言うやは誰じゃ? はあ。よかった。 り君とけん君は ゆめちゃんはダジャレに大笑いです。 ウードンは言いました。 あんたら分かったか?選挙言うんはな。 自分たちの将来を決める大切な大切な チャンスなんや。 人任せにしとったらどんな怖い将来になる かわからへん。 自分たちの将来は自分たちで作らんと。 せやから絶対にそのチャンスを手放したら あかんで。 わかった。今度は絶対投票に行くからね。 3人は声を揃えて言いました。 ゆめちゃんたちは妖怪たちが集まる広場に シールを張りに向かいました。 ゆめちゃんはドキドキドキン。 このシール1枚で人間と妖怪が仲良く なれるかどうかが決まるかもしれないんだ 。 ゆめちゃんはシールを貼りました。 り君けん君も勇気を持ってシールを貼り ました。 そして 今度はシール3枚の差でソバゴンが当選し ました。 選挙で負けたラーモンも拍手をしてくれ ます。 君たちみたいな人間がいることが分かって よかっためん。 これからは人間と仲良くしてみる面。 私たちも妖怪さんたちのことを怖いなんて 思わないよねえ。けん君、り君。 うーん。 3人もラーモンもみんな素敵やな。 ありがとう。これからもみんなで助け合っ ていこな。ほな君らは元の世界に帰りんご 。 ウードンは3人をぐるぐる巻きにすると空 に投げ飛ばしました。 ふと気づくとゆめちゃんたちはいつもの 公園にいました。 よかった。戻れたんだと。り君 ちょっと怖かった。でも面白くて優しい 妖怪がいるってわかってよかったとゆめ ちゃん。 俺たちちゃんと選ぶことに参加しなきゃ いけなかったんだなとけん君。 その時大きな音で放送が流れました。 日曜日は 私たちの町の町長さんを決める選挙の日 です。 必ず 投票しましょう。 大変。明日選挙だって。お父さんと お母さんに教えてあげなきゃ。 ゆめちゃんたちは急いで家に帰りました。 ただいま。お父さん、お母さん、明日の 選挙絶対に行ってね。ちゃんと考えて投票 しないとすっごい怖いことになっちゃうよ 。 え、急にどうしたの?何かあったの? [音楽] お母さんもお父さんもびっくり。いい世界にするためにちゃんと選んでね。その頃り君とけん君はパマちゃんと選んでね。候補の人の言うことを調べて選ぶんだよ。 [音楽] 父ちゃん、母ちゃん、じいちゃん、ばあ ちゃん、知らん。プレしちゃだめだよ。 3人とも一生懸命話しています。3人に何 があったのでしょうね。ふふ。それは大人 には言えない3人だけの秘密です。 日曜日、ゆめちゃんはお父さんお母さんと 一緒に選挙に行くことにしました。ねえ ねえ、人間の世界の選挙ってどんなのかな ? え、お父さんお母さんはびっくり。 夢ちゃんは掲示板の前に立ち止まると候補 の人をじっと見ています。 お母さんは不思議そうに尋ねました。 ゆめちゃんは誰かいい人がいるの? ゆめちゃんは自信たっぷりに答えました。 うん。私選べるよ。 ゆめちゃんには見えていたのです。 妖怪たちが森を大切にしてくれる人を応援 していました。 お父さん、お母さん、妖怪さんと仲良く できる人を選んでね。 おしまい。 [音楽] [音楽] [音楽]

【有働由美子さんによる全ページ読み聞かせ動画】
コドモの大學3 せんきょに行こう!~えらぶ たのしさ えらべる しあわせ~

アナウンサーとしてニュースの最前線に立ち続けてきた有働由美子さんが、
ユーモアたっぷりに贈る選挙の絵本――それが『コドモの大學3 せんきょに行こう!』です。 有働さんご本人による、全ページ読み聞かせ動画です。

この絵本では、「選挙ってなに?」「なんのためにあるの?」「どうして大事なの?」といった疑問に、
小さな子どもにもわかるように楽しい物語形式になっています。

伝えたいのは、「選挙には、選ぶ楽しさと、選べる幸せがある」というメッセージ。
ストーリーは、子どもたちが妖怪の世界に迷い込むドキドキの冒険!
そして、元の世界に帰るカギは、“妖怪の村長選挙”の行方次第に……!?

妖怪たちが繰り広げる選挙戦の中で、子どもたちは「自分で選ぶこと」の大切さを体感していきます。
最大の見どころは、有働由美子さんをメタファーにした妖怪キャラ「う~どん」の存在。
ときにコミカルに、ときにエモーショナルに、子どもたちに選挙の本質をやさしく伝えてくれます。

有働由美子 (著) 田原直子 (イラスト)

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