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“銭湯を舞台にした「魔女の宅急便」”
『四月の永い夢』(17)で第39回モスクワ国際映画祭・国際映画批評家連盟賞を受賞した新鋭・中川龍太郎監督の最新作『わたしは光をにぎっている』。

澪を演じるのは、「この世界の片隅に」の情感あふれる演技で存在感を放った松本穂香。共演は渡辺大知、徳永えり、吉村界人、忍成修吾ら若手実力派と、光石研、樫山文枝ら日本映画のオーソリティーたち。

監督が「翔べない時代の魔女の宅急便」と語る本作では、特別な才能があるわけではないけれど、都会の中で居場所を見つけ、現代を生きる若者の姿を丁寧に描く。

今回解禁となる映像は、松本穂香演じる主人公・澪が工夫を凝らし、銭湯の準備をする姿を捉えたもの。

ふるさとから上京し、居候先である銭湯の仕事を手伝うようになる澪。心の支えである祖母の「できることから少しずつ」という言葉を胸に、銭湯の仕事にひたむきに取り組んでいく。映像内では、銭湯の仕事を覚え始めた澪が、自ら率先してお客さんの為にみかん湯を準備する姿を映し、黙々とみかんを湯船に浮かべる姿には心がほっと温かくなる。

また、大切な人からの言葉で仕事への向き合い方や、他人との関わり方を少しずつ変えていこうと行動する主人公の成長が垣間見れる物語の大事なワンシーンとなっている。
2019年11月15日公開

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