『海炭市叙景』『きみの鳥はうたえる』に続く 佐藤泰志の小説、五度目の映画化。函館の映画館シネマアイリス25周年記念作品『草の響き』。東出昌大『寝ても覚めても』(18)以来三年ぶりの主演作となる。

心に失調をきたし、妻とふたりで故郷函館へ戻ってきた和雄。病院の精神科を訪れた彼は、医師に勧められるまま、治療のため街を走り始める。雨の日も、真夏の日も、ひたすら同じ道を走り、記録をつける。そのくりかえしのなかで、和雄の心はやがて平穏を見出していく。そんななか、彼は路上で出会った若者たちとふしぎな交流を持ち始めるが—。

心を病み、ランニングに没頭する和雄役を演じたのは、『寝ても覚めても』(18)以来三年ぶりの主演作となる東出昌大。常に危うい雰囲気を漂わせながら、走ることで徐々に再生していく男の変化を細やかな身体表現で体現した。

慣れない土地で不安に苛まれながらも夫を理解しようと努める妻・純子役は、『先生、私の隣に座っていただけませんか?』(21)『マイ・ダディ』(21)など出演作が続く、いま注目の奈緒。ふたりの俳優の繊細な演技によって、原作にはなかった夫婦の崩壊と再スタートというテーマが立ち上がった。

その他、和雄に寄り添う友人役で大東駿介、精神科医役で室井滋らが出演。また、Kaya、林裕太、三根有葵ら若手俳優たちが和雄と交流する若者たちを演じ、みずみずしい存在感を放つ。映像化したのは、『空の瞳とカタツムリ』(18)、『なにもこわいことはない』(13)の斎藤久志。どうしようもない孤独を抱えた人々の葛藤を静かな気迫で捉えた。

この度、解禁された特報には、函館の街のひたすらに走り続ける和雄、奈緒演じる妻・純子や和雄の友人役で大東駿介の姿も確認することができる。ラストには「なんでこうなっちゃったんだろうね、私たち」という純子の声が印象的にインサートされ、この夫婦がどのような結末を迎えるのか、是非本編を楽しみに待ちたい。
『草の響き』は2021年10月8日公開

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#東出昌大#奈緒#草の響き

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9 Comments

  1. 夫婦の崩壊と再生?
    って台本のチョイス可笑しいよ。

    普通に映画観れないわ。
    Vシネとか行けば?

  2. はいはい、ま~た雰囲気押しのザ・日本映画ね。90年代によく見たよ。
    今の時期に東出を出せば話題になるだろうという魂胆が作品の貧困さを露呈してるわ。
    今回なんの関係もない唐田との映画をリンクに貼ってなんとか便乗させようという安易な発想。
    このスタッフにはプライドというものがないのだろうか。
    商業主義に振るならそんな中途半端なことしないで振り切れっての。

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