最終回は「物語の先に」。藤原道長(柄本佑)が世を去り、長元元年(1028年)、まひろ(吉高由里子)は再び旅に出ようと思い立つ。
為時邸。仏像が2つ。まひろは外した鳥籠を床に落とした。
乙丸(矢部太郎)「どうなさったのでございますか?」
まひろ「私が鳥になって、見知らぬ所に羽ばたいていこうと思って」
乙丸「姫様、私を置いていかないでくださいませ」
まひろ「乙丸に遠出は無理よ。ここにいなさい」
乙丸「私を、私を置いていかないでください。どこまでも、どこまでもお供しとうございます。どこまでも…」
いと(信川清順)は藤原為時(岸谷五朗)のことを藤原惟規(高杉真宙)だと思っている。
まひろは藤原賢子(南沙良)に歌集「紫式部集」を託し、乙丸と旅に出た。