映画『ラストレター』(2020)
岩井俊二監督が体験した出来事を基にした物語で、松たか子、広瀬すず、神木隆之介、福山雅治らが共演するラブストーリー
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映画『ラストレター』(2020)
劇場公開日:2020年1月17日 121分
《作品紹介》
「Love Letter」「スワロウテイル」の岩井俊二監督が、自身の出身地・宮城を舞台に、手紙の行き違いから始まった2つの世代の男女の恋愛模様と、それぞれの心の再生と成長を描いたラブストーリー。
《あらすじ》
夫と子供と暮らす岸辺野裕里(松たか子)は、姉の未咲の葬儀で未咲の娘・鮎美(広瀬すず)と再会する。鮎美は心の整理がついておらず、母が残した手紙を読むことができなかった。裕里は未咲の同窓会で姉の死を伝えようとするが、未咲の同級生たちに未咲本人と勘違いされる。そして裕里は、初恋の相手である小説家の乙坂鏡史郎(福山雅治)と連絡先を交換し、彼に手紙を送る。
キャスト
松たか子
広瀬すず
庵野秀明
森七菜
スタッフ
監督 岩井俊二
原作 岩井俊二
脚本 岩井俊二
《レビュー》
未見ではあるが、岩井俊二監督の「Love Letter」(1995)のアンサー映画とのこと。仙台の美しいロケーションの中、全編ゆっくりと過ぎていく中で心地よい時間を味わうことが出来た…。そんな印象を受けた作品だった。
初恋の人と再会したヒロイン、ヒロインを彼女の姉と誤解した小説家、母に送られる小説家からの手紙に返信を書く娘の、心の再生と成長が描かれる。
文通という、今や消えつつある文化、手段 を通して物語は進んでいくのだが、これがなかなかに風情があって良かった。キラキラした高校時代パー トを交えながら、裕里と乙坂の関係が分かって くると前半部分の捉え方もまた違ってくるとい うもの。
10代の裕里と、颯香の二役を演じた森七菜のセンスもバツグン。多分、意図的に幼さを醸し出すようなアプローチもしていて意外と芸が細かいなとも。
乙坂役の福山雅治は神木隆之介からの繋がりを意識して演じたと思われ、同じ人物としてすんなり受け入れられた。
友情出演らしいが、豊川悦司と中山美穂を“あの役”にキャスティングしてしまう岩井監督素晴らしいと思った。
そういえば、キャストの中に、燦然と輝くひときわ目立つ名前が…。「エヴァンゲリオン」シリーズや『シン・ゴジラ』などを手掛けた庵野秀明である。普段は監督という立場の庵野さんが本作では俳優として演技を披露していることに驚いた。その経緯は色々あったそうだが。
岩井監督が先に撮ったジョウ・シュン主演による『中国版、もうひとつの「ラストレター」…『チィファの手紙』(2020)も良い作品でした。
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