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前川 ロイヤル オークって、ひと目見てそれと分かる 
   デザインが画期的ですよね。

田上 そうですね。手掛けたのは時計界のピカソと呼ばれる 
   デザイナー、ジェラルド・ジェンタです。 
   彼は数々の名作を世に送り出してきましたが、 
   ロイヤル オークは最初の作品です。 
   ジェンタが小さい頃に目にした潜水士のヘルメットの 
   デザインがその源といわれています。

前川 それまでもラグジュアリースポーツウオッチという 
   カテゴリーはあったのでしょうか?

田上 当時は実用性を重視したスポーツウオッチが 
   主流でした。’70年代、スイス時計界をクオーツショックが 
   襲った際に、オーデマ ピゲとして何か革新的な時計を 
   作りたい、というところからスタートしたのです。

◽︎ 受け継がれる職人技術が生み出す 
 マスターピースとしてのロイヤル オーク
 

田上 大きいケース径ながらも、自動巻きでデイト表示もついて、 
   薄いという、1970年代当時、ロイヤル オークが革新的な 
   存在であったことは間違いないですね。そして、その構造や 
   製造過程はこの50年、ほぼ変わっていません。特に注目し 
   ていただきたいのが、ケース径の磨きの部分です。

前川 スティールとは思えないほどの輝きですね。

田上 そうなのです。サテン仕上げと鏡面磨きを組み合わせる 
   ことで、独特の輝きと艶を表現しています。 
   実はブレスレットのコマの内側まで磨きをかけている 
   んですよ。職人が一つ一つ、あらゆる細部にまで手間を 
   かけて仕上げているがゆえに、非常に限られた数しか 
   生産ができないのです。

前川 ロイヤル オークはそうしたクラフト的な要素を 
   持っている点でも価値がありますよね。 
   ファスト的なものが増えている現代だからこそ、 
   職人の技術への憧れも感じさせます。

田上 実際にこの会場では、ケースの磨きを見学できる 
   コーナーがあるので行ってみましょう。

前川 こうした見学コーナーはいいですね!  
   作業工程を映像でも見ましたが、それを実際に間近で 
   見られるのは楽しい。映像で紹介されている作業が、 
   いかに繊細か実感できます。機械ではできない、 
   人間の手作業が成せる繊細さ、緻密さを感じます。 
   そして、その技術がオーデマ ピゲというブランドに 
   脈々と受け継がれているんだと、改めて感じることも 
   できました。
 
《続く》
 
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詳しくはMEN’S EX ONLINEにて☑︎
 
 

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