六本木の〈KOTARO NUKAGA〉では、写真家、石塚元太良の個展「Ondulatoire」が開催中。石塚はル•コルビュジエが設計した〈ラ•トゥーレット修道院〉の開口部に着目。建築家であり、数学者でもあるヤニス•クセナキスが手がけた不均質なルーバーを通して差し込む光を、夏至と冬至の時期に1週間ほど滞在して定点観測。8×10の大判カメラの特性を生かして、不思議な奥行きをもつ写真の連作としました。会場には、同じくクセナキスがルーバーをデザインしたインドの〈チャンディーガル美術大学〉を撮影した作品や、プリントを縦横に「編み込んだ」という新作も。3/31まで。

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