1960年代末から70年代の日本に起きた美術動向「もの派」。その代表的なアーティストとして知られる岩手県出身の現代美術家・菅木志雄の大規模個展が〈岩手県立美術館〉で開催中です。

並べる、曲げるなどシンプルな行為を加えながら、石や木、金属等の「もの」や空間、人との関係性に対して既成概念を取り払う。「もの」と「場」の本質を掘り下げ、従来の美術の在り方を根本から問い直す制作姿勢は、もの派の頃より現在まで変わることなく続いています。展示では菅の半世紀以上にわたる制作活動を10年毎にわけ、約120点の作品とともに振り返ります。

『開館20周年記念 菅木志雄展〈もの〉の存在と〈場〉の永遠』展@岩手県立美術館
会期は2月20日まで。

photo_Keisuke Fukamizu

#岩手県立美術館 #菅木志雄 #もの派

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