【YAMATABI ROUTE GUIDE】Vol.011
難所連続の上級者向き裏妙義周回
〜スリルと展望満載。 鎖が連なる岩稜歩き〜

日帰り
歩行時間:6時間30分

中木川を挟み表妙義と対峙する裏妙義は、鎖連なる迫力満点の岩稜歩きを楽しめる。

国民宿舎跡の左手から林道を進み、右の籠沢登山道へ。あいまいな沢道は次第に狭まり横チムニーを抜けて2段8mの鎖を登る。慎重にルートを探って沢沿いに登り、籠沢のコルを越えて左に回った岩稜を登れば丁須ノ頭基部に着く。

西に登った中間峰は展望360度の岩峰だ。岩稜を鎖で越え、木立の尾根からチムニー内20mの鎖を下る。赤岩は左手から大岩壁の基部をトラバース。続いて足元の切れ落ちた桟道で岩壁真っただ中を通過。連なる鎖をたどり稜線に出れば浅間山がおおらかだ。

この先も左手山腹道に鎖は飽きるほど続き、岩稜の右手から尾根に出た所が風穴尾根ノ頭だ。左の岩上でたどり来た奇岩群を見渡せる。三方境に下って登り返し、谷急山への途中で左に下るのが女道。立木の目印を追って谷急沢に下り、沢沿いから右手の山腹道に上がれば尾根を越えて林道に出る。これを下れば出発点に戻り着く。

文・写真◉打田鍈一

​​#PEAKS No.98 2018年1月号 P40掲載*
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