デジタルFW取材:「トム ブラウン(THOM BROWNE)」の映像は、シンガーソングライターのモーゼス・サムニー(Moses Sumney)が新作ボトムを着用して歌声を披露するだけの3分間。でも、歌が上手すぎて普通に聞き入ってしまいます。彫刻のような彼の筋肉美もすごかった。服よりも人間にフォーカスする映像は、「ディオール」に通ずるものがあります。いずれも人間の文化や営みが見直されているこのタイミングにこそ生まれもの。ルック1体に絞るアイデアは「ドリス」と同じですが、密度が全然違いました(笑)。
もはや「最新コレクションは?」と思いながら見るのではなく、「人とは?」を考えながら堪能するカンジ。もともとランウエイショーでも、コンセプチュアルすぎる洋服ばっかりだったから、1ルックしか見られなくても不満に思うこともなかった(笑)。ちなみにラップスカートは総スパンコールでめっちゃ気合い入ってました。“人間礼賛”なムードは今後数シーズンのトレンドになるかもしれませんね。
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