【#EsquireFashion】2020年夏のメンズウエアは、スリム・アーロンズが写した20世紀のスタイルを参考に…

フランスでは、ある高級ホテルが最悪のタイミングで営業停止を余儀なくされました。それは南フランスにあるホテル・デュ・キャップ・エデンロックで、2020年に創業150周年を迎える予定だったのです。こんなパンデミックの時期においては、ほんの些細なことのように思えるかもしれません。ですが、とても痛ましいことでもあるのです。特にメンズウエア界、そして「エスクァイア」にとっては悲しいニュースでした…。 ホテルもさることながら、私たちがもっとも心配しているのはそのプールです。1976年、アメリカの写真家スリム・アーロンズ(かっこいい名前だと思いませんか?)が、アンティーブ半島から切り出してつくられた海水プールの写真を撮影しました。そしてその写真とともに、降り注ぐ太陽、至福の時間、カクテルといった要素の詰まった“リヴィエラ・シック”というアイデアを確立させたのです。

アーロンズの写真は、20世紀中盤の古き良き豊かなアメリカの様子をよく捉えています。このころのミッドセンチュリーと呼ばれるデザインは、現在も私たちを夢中にさせています。

ミッドセンチュリーへの憧憬…これを最も顕著に表しているポップカルチャーと言えば、1955年のパトリシア・ハイスミスの小説を原作とした、1999年公開のアンソニー・ミンゲラ監督の映画『リプリー』でしょう。(原作は1960年公開の映画『太陽がいっぱい』と同一です。)この映画に登場するリプリー、グリーンリーフ、そしてマイルズのスタイルは、時代を超えて愛されているメンズウエアで構成されています。

そして2020年夏、アラン・ドロンのリプリースタイルはメンズウエアの理想となるでしょう。すでにヴィンテージのメンズウエアの人気が高まっており、アメリカ風プレッピーが復活。多くのブランドで、ディッキー・グリーンリーフが夕暮れ一杯飲むときに着ていそうなスタイルをそろえているのです…。 例えば、「E. Tautz(イートウツ)」は、プリーツとパステルカラーで上品なスタイルを続けてきました。メンズウエアが再び(徐々に)エレガントな方向に向かっている中、「E. Tautz」、「Drakes(ドレイクス)」、「Scott Fraser Simpson(スコット・フレイザー・シンプソン)」、「Husbands(ハズバンズ)」、「Tombolo(トンボロ)」などのブランドは、すでに準備万端と言ってもいいでしょう。

Text / CHARLIE TEASDALE

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