「サンローラン」はエッフェル塔前の広場に今季は巨大なテントを建て、これまた巨大な「YSL」のロゴを前に一方通行のワンウエイショーを行った。ムッシュ・サンローラン時代のアーカイブから着想を得た生地を使い、1990年代調に落とし込む。曲線美を見せつけるスタイルは変わらずだが、真冬のホットパンツは封印し代わりにカラフルなレギンスを選んだ。

主役は何と言ってもバリエーション豊富なジャケットで、素材や色を変えて“これでもか!”と言わんばかりにメンズライクなテーラードを打ち出した。大きなラペルの中に合わせるのはボウタイブラウスかハイネックのニットと、こちらも潔い。情報過多な時代、強烈な演出と徹底的にひとつのアイテムに絞り込む見せ方はうまい戦略だ。

「ディオール」と「アンリアレイジ」などパリコレ2日目のハイライトは @wwd_jp のプロフィールのリンクから

PHOTOS : GIOVANNI / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC

#サンローラン #SAINTLAURENT #YSL #PFW #PFW2020 #Parisfashionweek #parisfashionweek #fashionweek #fashionmonth #2020aw #20aw #aw2020 #aw20 #2020fw #20fw #fw2020 #fw20

WACOCA: People, Life, Style.