2020年の美容業界を揺るがす大ニュース、なんだか知っていますか?それは、エルメスによる口紅のローンチ!
スペシャルな発表会のために、パリに来ています。
 クリエーションに関わったチームの主軸であるアーティスティックディレクターのバリ・バレはこう語ります。
「エルメスは、当初から自由な女性を想定していました。思い切ったことに挑戦できる、自立した、個性あふれる女性。だから、今回も自分の内面を表現することを厭わない、つまり外面だけにとらわれない女性、本質を上手に外に出すことのできる女性を思い描きながら、口紅を作りました」
シューズやジュエリーのクリエイティブ・ディレクターのピエール・アルディも、チームの要です。
「やはりシンプルであることがエルメスらしいと。口紅は小さい。小さいからこそ、配色とプロポーションのさじ加減が大切さです。もちろん触れたときの感触も。そして持続可能であるべく、レフィル方式を採用しました。女性がバッグのなかからそれを出したり、しまったりする所作を鑑みると、口紅はノマドなもの。閉める時の音も重視しました。リップスティックだけど、オブジェでもあるのです」と、アルディ。
 エルメスの口紅…つまり革のパッケージ? そう想像する人も多いのではないでしょうか。私もそう考えていたひとりです。予想を裏切り、パッケージの素材は遊び心あふれるつややかなラッカーメタル。その理由はこんなにシンプルです。
「メイクアップには油分が含まれます。油分と革との相性を鑑みて、この素材を選びました。また、エルメス=革という固定観念からの脱却も目指したのです」
マットな10色と、艶のあるサテンの14色に加えて、季節限定の3色。さらにはケア効果のある「リップ ケア バーム」と、ほのかにピグメント配合の桜色を帯びた「ポピー リップシャイン」。リップブラシと、色のにじみをふせぐ透明のリップペンシルのラインナップで、3月4日の世界同時発売となります。
 クリエーションの背景は、SPUR5月号(3月23日)で詳しく紹介します。お楽しみに!
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