マリーン セル(MARINE SERRE)
これまでもサステイナブルや環境問題をテーマにしてきたが、今季はより大きく一歩を踏み出した印象。気候変動や熱波、大量絶滅など世界の終焉を地下深くで生き延びた人類を主人公にした架空の物語を設定。気温が上昇し、油と水で荒れた地に戻り、環境に適応し力強く生きる種族を描いた。
最初の種族は油にまみれたような黒の服。シグニチャーの三日月柄を型押ししたレザーやプラスチックをリサイクルしたエナメル調のフィールドコートなどを着る。2番目の種族は砂漠で生きるため、赤とブラウンのジャカードの服を着ている。得意のスカーフを用いたドレスは、ダイバースーツと合体させた。3番目の種族は、旧世界のものを再利用。テーブルクロスを再利用した大きなかぎ編みのニットや、ベッドシーツをアップサイクルしたドレスなどが登場する。気温が上昇した世界故、スーツもタオル生地だ。
PHOTOS : GIOVANNI GIANNONI / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
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